前回、カウンターの下に棚をDIYで作ることを決めました。
http://yuuchika.com/diawall_counter_rack_1/
今回は、より具体的にどんなものを作るのか、サイズや材料を決めていきます。
まずは採寸…その前に、大まかなイメージを
棚を作る際に、設置場所の採寸が必要なわけですが、どういうものを作るかというイメージを持っていないと、どこの採寸が必要か判断することが出来ません。 頭の中にイメージがある場合でも、一旦メモ帳などに書き出すといいと思います。
今回私が作る棚は下の図のような感じでイメージをしていました。
(作る前に書いた図はもっと雑な手書きメモですが…)
前回の記事にも書いたように、シンプルな棚ですね。 ダイニングテーブルと隣接させて使う関係で、中央付近はテーブル下からじゃないと出し入れしづらくなることを折り込み、柱で仕切ってしまいます。 向かって左側はテーブルの左側に座る私のもの、右側はテーブルの右側に座る妻のものを中心に置くことで、使い勝手を確保、といった感じです。 出し入れしづらい中央は、たまに使うだけのものやティッシュなどのストックでも置ければいいかな、と考えています。
この時点では、3列の幅を均等にするか・それぞれ違う幅にするかは未決定です。
設置場所の採寸
作るもののイメージが固まったので、採寸していきます。 今回採寸したのは以下の3点です。
- 高さ
- 全体の横幅
- 奥行き
シンプルな棚だけに、採寸項目もシンプルです。
高さの採寸
設置場所の、床からカウンター下までの高さを測ります。
レーザー距離計があると手軽かつ精密に測れて便利です。
床に距離計を置いて、レーザーポインタが狙った場所に当たっていることを確認しつつREADボタンを押すだけ。 (実際には手を添えて使用しています)
簡単に高さを測ることが出来ました。
※ 上記リンクは、当記事で紹介している商品の後継品となります。仕様や性能が記事と異なる場合があります。
場所によって高さが若干違うことがあるので、2,3ヶ所測っておくと安心です。 今回は、いずれも102cmだったので問題ありませんでしたが、高さが異なる場合、用意する柱の長さを変える必要があります。
全体の横幅の採寸
両側ないし片側が壁であれば、高さ同様にレーザー距離計が活躍するのですが、今回の設置場所は両方共壁ではないため、おとなしくメジャーで測りました。
約220cmですが、始点の左側に10cmほどの余裕があります。
が、今この記事を書きながら、片側に板か何かを仮置きしてそれに対してレーザーを当てればレーザー距離計が使えたんじゃないかと気づきました。 次の機会には試してみたいと思います。
奥行きの採寸
これもメジャーで測りました。
カウンター自体の奥行きは16cm強ですが、15cm弱のところでカウンター下が斜めに上がっています。
各部の長さを検討
設置場所の寸法が測り終わりました。
- 高さ: 102cm
- 全体の横幅: 220cm(10cmほど余裕あり)
- 奥行き: 16cm強(ただしまっすぐなのは15cm弱まで)
このデータをもとに、作る棚の各部の長さを決めていきます。
奥行きの検討
奥行きの検討とは言いますが、事実上使用する木材のサイズを決定することになります。
元々は、2X4材&ディアウォールを主軸に考えていましたが、設置箇所の奥行きが15~16cmということで、これを変更することにしました。 2X4材の柱にすると棚の奥行きは89mmで少しスペースが勿体無い感じ、ウォリストの束ねる金具で2X4材を2枚連結した場合は178mmで少し手前にはみ出てしまう。 140mmの2X6材がマージン1cm程度でちょうどいいのになと思っていたところ、ディアウォールの上位シリーズディアウォールSに、2X4以外のラインナップがあることを発見。 2X6材専用のディアウォールSがあってくれたので、うちのカウンター下にジャストフィットの棚が作れそうです。
棚板も同じ奥行きにするため、2X6材か1X6材といったところですが、棚板をそんなに厚くする必要はないと考え1X6材に決定。
横幅の検討
柱を2X6材に決定したので、1本あたり38mm、4本で152mm。 設置場所のスペースが2200mm強なので、棚板として使えるのが2048mm強。
テーブルの幅(750mm)と設置場所のマージン等含めて検討し、3列すべて700mmの幅とすることを決定。 柱含めて2252mmとなるため、改めて採寸し収まることを確認しておきました。
高さの検討
突っ張り方式なので、棚全体の高さは採寸した通り1020mmなのですが、各段の高さを設計する必要があります。
まず最初に決めたのが、最下段の棚板の高さ。 我が家のLDKはロボット掃除機「ルーロ」が毎日掃除してくれています。 今回作る棚の下も、ルーロが入れるようにしたいので、そこから棚板の高さを決定します。 RULOの高さは約9cmなので、少しマージンをもたせて10cmにしました。
※ 上記リンクは、当記事で紹介している商品の後継品となります。仕様や性能が記事と異なる場合があります。
残りの段についても、置きたいもの+2~3cmのマージンといったところで決めて行きました。 列によって高さを変えることもできますが、ひとまず今回はすべて同じ高さで設計しました。
設計図完成
以上の諸々を考慮して、設計図が完成しました。
(これもブログ用に清書しただけで、元は大雑把な手書きでした)
作りたいものを図にすると、現実味が増してきてワクワクしてきました。 これを実現するために、次は材料の買い出しです。