先日、電子チケット全般について、従来の(紙の)チケットとの違いを紹介しました。
https://yuuchika.com/whats-line-ticket-1-eticket/
今回は、いくつかある電子チケットサイトの中で、LINEチケットはどういう特徴があるのか、ご紹介します。
端的に言ってしまうと、以下のようにまとまります。
- 操作は購入・分配・リセールいずれも簡単
- LINEアカウントがないと何も出来ない
- リセールや分配の自由度は高いが、どこまで出来るかは公演主催者が決められる
LINEが運営しているだけあって、LINEとの密接度が非常に高いです。
LINEチケットを使うための前提条件
LINEチケットを使うための前提条件として、以下があります
- 行きたいライブ/イベントのチケットがLINEチケットで扱われている
- LINEのアカウントを持っている
- LINEのアカウントに電話番号を登録している
1については、ライブ/イベントの主催者側がどのチケットサイトを使うか次第なので、我々利用者には選択権がありません。 2はもちろん、3についても、すでに日常的にLINEを使っている方であれば完了している方も多いでしょう。
一方、2や3が未完了の方は、「LINEを使いたくない」「連絡手段としてLINEを使ってはいるが電話番号を登録することに抵抗がある」という方が含まれることと思います。 残念ながら、LINEチケットを利用するためには必要不可欠であり、行きたいライブチケットがLINEチケットのみの取り扱いの場合、電話番号かライブか、いずれかを諦めるしかありません…。
LINEチケットの買い方
チケットの買い方自体は、一般的なチケットサイトと大きく違いはありません。
LINEチケットのサイト上で行きたい公演を検索するか、公演の主催などから案内されたチケット販売ページから購入するだけです。
販売形態は先着と抽選に両対応
販売形態には、先着販売と抽選販売がありますが、これも一般的なチケット販売サイトと同じと言えるでしょう。
よくある販売方法としては、先行販売を抽選方式、一般販売を先着方式という2段階(先行販売を複数回行う例もある)で分けて販売される例がありますね。 先着販売であれば、決済後すぐにチケットを使用する(※)ことが出来るため、「コンビニに発券しに行く」「郵送されるのを待つ」という時間・手間がかかりません。
※ 公演によっては販売開始と発券(チケット情報を使用可能なように手元のスマホなどに入れること)開始が異なる場合がありますが、公演に向かう電車内や会場前などで操作するだけですのでお手軽です。
抽選販売方式のチケットを申し込んだ場合、LINEチケットのサイトや公式LINEアカウントから申込状況を確認できます。
(2) トーク画面を開くと、下のチェック画面で「マイチケット」が選べます
期日が来るまで「席番」はわからず、「発券」「分配」「出品」が出来ないようになっています。
支払い方法はクレジットカード, コンビニ, LINE Payに対応
支払い方法もクレジットカード払い, コンビニ払い(ローソン,ファミリーマート,ミニストップ,セイコーマート)と対応しており、ネットでチケットを買ったことがある人なら迷うことはないでしょう。 また、LINE Payで支払うことも出来るようです。 いずれの支払い方法を選べるか、については公演ごとに異なるようですので、行きたい公演が自分の好きな決済方法を許可してくれるのを願うしかないようです。
友達とのチケット分配の仕方
紙のチケットと同じように、まとめて購入したチケットを友達に配ることが出来ます。
上記の当選チケットでは、「分配する」のボタンが薄くなっていますが、分配可能時期になるとこのボタンを押すことが出来るようになります。 分配したいチケットの「分配する」ボタンを押して、渡したい相手を(LINEの友達リストから)選ぶだけです。
とても簡単ですね。
注意事項としては、公式の説明に以下のような記載があります。
- 購入したチケットの最後の一枚を友だちに渡す場合は"譲渡"となります。主催者側の意向で、最後の一枚は譲渡できないことがあるのをご了承ください。
- 同じ公演のチケットを友だちが既に持っている場合には分配できないこともあるのでご了承ください。
これに該当する場合、分配できないので注意が必要ですね。 急遽行けなくなってしまった場合に、分配不可だった際はリセールを利用するのがよいでしょう。
公式リセールでの出品の仕方
リセールの用語説明については、前回の記事をご参照ください。 https://yuuchika.com/whats-line-ticket-1-eticket/
簡単にいうと、公式が用意している不要チケットの転売の仕組みです。
上記の当選チケットでは、「出品する」のボタンが薄くなっていますが、出品可能時期になるとこのボタンを押すことが出来るようになります。 転売したいチケットの「出品する」ボタンを押して、価格を決めるだけです。 営利目的の転売対策として価格は上限額が決められていることもあるようです。 また、複数枚のチケットをまとめて出品することも、1枚ずつ出品することも出来るようです。
公式リセールでの購入の仕方
公式リセールで出品されている場合、通常のチケットと同じページに情報が出てきます。
また、出品されているものの席番と値段を合わせて、購入するリセールチケットを選ぶことが出来ます。
この公式リセールのリンクがない場合は、出品中のリセールチケットがない、ということになります。
通常のチケットと同じ感覚で、リセールチケットを買うことが出来るのは便利でいいですね!
まとめ
LINEチケットの仕組みを簡単にご紹介してみました。 冒頭で挙げたとおり、まとめると以下の感じになるかと思います。
- 操作は購入・分配・リセールいずれも簡単
- LINEアカウントがないと何も出来ない
- リセールや分配の自由度は高いが、どこまで出来るかは公演主催者が決められる
一般的に、ライブ・イベントの参加者側がチケットサイトを選ぶ機会は少ないのですが、買いたいチケットの販売サイトが複数ある場合には、LINEチケットを使うかどうか、ご参考にしていただけたら、と思います。